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Apple WatchとNTCの組み合わせでリモートワーカーの健康を願う

みなさん、そろそろ自宅勤務の効率の良さに気付きながらも、実は「通勤」が自分の唯一の運動だった事に気づく頃ではないでしょうか。

弊社では、入社当時から「どこでも仕事ができるようにしたい」という私の希望を取り入れていただいて、試行錯誤しながらも、少しずつリモートワークへとシフトしてきました。
ここ1年くらいは完全リモートとして活動できており、今回のような事にも動じず、ほぼ何も変わらずに仕事ができています。ありがたい事です。

しかし、実際リモートで仕事をしてみてわかったのですが、本来希望していた「どこでも仕事ができる」という条件は、私のイメージではかなりアクティブな印象であったのですが、これは裏を返せば「移動の必要がない」という事になり、ほぼ家から出ない事になりやすいものだったのです。

今回、新型コロナによってリモートワーカーが増えた理由は、「家から出ないで仕事をする」という条件なので、多くの方は、もしかしたらあまり実感がないかもしれないですが、私の場合は「場所を気にせず仕事ができる」が目的だったので、これほどまでに動かないという事に強い危惧を覚えたのものです。いやはや何をするにも体が資本です。

リモートワーク=不健康というレッテルは良くない!ここはみんなで健康になり、「今日は山の上で仕事しようかな!」とか「海まで走ってから仕事しようかな!」となり、結果、「やはりリモートワークは今後の働き方だよね!」となってほしい!

という事で、急ピッチで老化していく事に恐れ慄いた竹下が、どうやって体を動かそうか?と、朝の散歩をしてみたり、ジムに通ってみたりと、この1年色々して試してきて、現在の状況にもマッチしたお勧めトレーニングアプリをご紹介します。

NTCはNikeが提供するトレーニングアプリ

結論からいいますと、Apple WatchとNikeの提供しているNTC(Nike Traning Club)の組み合わせが最高です。

Nike Training Club

数々のトレーニングアプリや動画提供するトレーニング系ウェブサービスを体験してきましたが、結局このNike + Apple Watchの王道の組み合わせが一番効率が良く、体験的にノンストレスだったのです。

個人差は大いにあると思いますが、私の場合の良かったところなど、ご紹介できればと思います。

Nikeは、NTCの他にもNRC(Nike Running Club)というランニングアプリも出しており、ざっくりNTCで筋トレ、NRCで有酸素(ランニング)という組み合わせで使う事になるのですが、実はこういうアプリは各スポーツメーカーでやっているし、利用者も大勢います。

Nike Run Club

Adidasはモバイルトレーニングアプリの第一人者とも言えるRuntastic社と共同開発しているトレーニングアプリと、同じくランニングアプリも大人気ですし、
Under Armourは、トレーニングアプリとランニングアプリに加え、食生活を管理するMyFitnessPalというアプリが素晴らしいです。(←絶賛愛用中)

いづれも、iOSの機能であるヘルスケアと連携できますので、それなりのデータ取得が可能です。ヘルスケアと連携できれば、上記で上げた食生活管理のアプリなどともリンクし、自分の1日の消費カロリーなどを把握するのにとても便利なのです。

では、そんな優れた数々の競合がありながら、なぜNike推しなのか?

それは間違いなくApple Watchとの連携感。これです。これ一択です。

NTCがApple Watchでできること

他のウェアラブルウォッチや、Androidとの連携は、試した事がなくわからないので、Apple Watchの場合という事でお話させていただきます。

心拍数の連携

心拍数連携なんて当たり前だろと、ワークアウト警察に怒られそうですが、NTCは他のアプリよりも心拍数表示のUIが優れていると思います。

運動して脂肪を燃焼するには心拍数の確認は必須です。
例えばHIITと言われる高負荷トレーニングを行う場合、自分の最大心拍数の85%-90%程度を意識して運動しなければなりません。

NTCであれば、Apple Watchで計測されている心拍数を画面上に表示させ、確認できるのです。これが地味に良い!

左上にAppleWatchで計測されている心拍数がリアルタイムで出る。

ワークアウト終了後、選択したプログラムではどの程度の心拍数で運動しているかもわかるようになるので、次はもう少し速く動こうとか、違うプログラムに挑戦してみようとか心拍数を目安にトレーニングを調整できるので、心拍数信者(←)には激推しできます。

平均消費カロリーや平均心拍数を目安にできる

Apple Musicのプレイリストが使える

各ワークアウトをスタートする直前の画面から、Apple music(Spotify PremiumもOKみたいです)のプレイリストが選択できるというのは、意外と他のアプリにありません。
一つの画面で行えるというシームレスさはこれも地味ですがとても良いなと感じました。
もちろんオーディオブックやPodcastを聞くこともあると思うので、そういった時は機能をOFFにする事もできますし、その場合もトレーニング開始直前の画面からできるのが良いのです。



開始直前にこの「ワークアウトならあのプレイリストにしよう。」という選択ができるのはとても良き。

カウントを健気に教えてくれる

ヨガや、トレーニングでは、秒数カウント(20秒間呼吸する。など)があります。その際、他のアプリでは画面を気にしながら、目視で(あと何秒かな…チラッ)みたいにカウントをみますよね?もしくはアラート音。
しかし、Apple Watchではカウントを「振動」で教えてくれます。これ、地味に便利なのです。

正直、顔も上げたくないくらいしんどい時、アラート音を聞き逃す時があるのです。ですが、合わせて振動があるだけで、結構違うのだなと感心したのです。

さらに、ヨガのようなゆったりした時のカウント時の振動と、激しいワークアウト時の振動も若干違うのです。ヨガの時は1回「トン(そこはかとなく優しげ)」、ワークアウトの時は2回「トントン(感覚的に強く感じる)」 といった具合。しゅごい。

あともう一つ、トレーニングによっては秒数ではなく、スクワット20回のようなカウントも存在します。
そんな時は、わざわざiPhoneやiPadの画面をタッチすることなく、手元のApple Watchでチェックをタップする事で次のワークに進めるというのもノンストレスです。

Apple Watch画面のスクリーンショット。この場合は、20回終わったら、右上のチェックをタップすると、次のワークアウトに進むようになっている。

まとめ

最近になってビジネス本の近くに筋トレ本やランニング本が並んでいるのも、わかる気がしてきました。
Apple Watchなんているの?と思っている方、もともと時計であるのと同時に、「健康でいるためのデバイス」として開発されているので、これがApple Watchの正しい使い方の一つです。
効率よく体を動かす事で、自分のリズムを作り、効率化できるようになります。現状のようなプライベートと仕事の区別がつかなくなってしまうような時は特に、「運動」での切り替えはおすすめできます。
自分の生活を見直すべく、さらに自分を拡張するためのデバイスとして、これを機にAirPods Proと一緒におひとついかがですか?(ええ。Apple信者です)

  
     

MEGUMI TAKESHITA

Director / UI Designer

隙あらば旅に出たい