パンク / ハードコア(Hip Hopも)とVtuberの共通点

みなさま、ごきげんいかがですか。
キャンビーザライトのWEBディレクター、高山です。

今回はいきなりなんだと思われるかも知れませんが、タイトル通りパンク / ハードコア(Hip Hopも)とVtuber(バーチャルYouTuber)の共通点について書かせていただきます。

いつもは色々予防線がうざいとか、すましてるとか言われがちな私の記事ですが、今日はノーガードでいきます。よろしくお願いいたします。

前段

さて、まずそもそもVtuberって何?という方は、こちらの記事をご覧ください。

http://dic.nicovideo.jp/a/バーチャルyoutuber

超簡単に言うと、YouTuber+アバター。リアルタイムで動いて話せてリアクションも取れる二次元キャラです。
一番メジャーなとこでいうと、パイオニアかつ300万人のYouTubeチャンネル登録者がいるというキズナアイさんという方がいらっしゃいます。
サンジャポへの出演や海外イベントへの出席、総再生回数は6億以上というトピックでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

その他の方もキズナアイさんのような美少女キャラが多いですが、男性キャラや動物キャラで活動されてる方も多数いらっしゃいます。
なんならとして活動している方も。豆なのに6万人近くYouTubeのチャンネル登録者がいらっしゃいます。原宿で人気だそうです。

意味わかりませんか?私もまだ正確にはよくわかってませんのでついてきてください。

さて、私はWEB屋さんでもありますが、実はこの歳になってもまだバンドをやってるような人間で、しかもそのジャンルもパンクとハードコアという大抵の人にはうるせえ!で終わられてしまうジャンルです。パンクとハードコア(Hip Hopも)というものは実はその話だけで映画や本ができてるような昔からあるジャンルなのでここでは全体像の話はしませんが、多分にアティチュードというものが行動のベースになっているジャンルです。次の項からVTuber(特に個人でやられてる方:以下個人勢)とそれらの音楽との共通点というところに絞ってお話していきます。

共通点その1 DIY(Do It Yourself)

パンク/ハードコアやHip Hopの基本姿勢として「自分でやる」、というものあります。ここでいうDIYとは、別に自分で棚とか椅子とか作るとかそういう話ではないです。自分たちで楽器を調達する、曲を作る、音源をつくる、ライブやパーティを企画する、宣伝する、ツアーするといったことを日常的に行います。

個人勢も同じく、機材を揃える、動画を作る、ライブ配信を行う、Twitterで宣伝する、収益化するなどを日常的に行っています。

どちらも誰かに強要されているわけではもちろんなく、自分たちがやりたいことをやる、いいと思ってることをやるという姿勢で、一般的には面倒なだけに見える活動を続けています。

共通点その2 フックアップや横のつながり

パンク、ハードコアやHip Hopには、フックアップという文化がございまして、何かといいますと、人気のある人や発言力のある人が、自分は好きなんだけど人気がいまいちだなーと評価してる人を、メディアで紹介したり、自分の企画に出演してもらったり、featuring的な感じでコラボしたりして、その人の人気を引き上げようとします。そうすることでシーン全体が活性化し、自分たちが好きな音楽を楽しめる場が広がっていきます。

Vtuber界隈でも知名度のある人がコラボという形で自分よりも知名度の低い方と自身の企画で共演したり、お互いの動画で声マネの応酬をしたり、Twitterで紹介するなど、関係性を色々な形でアピールすることで、自身のファンの相互流入を促したりしています。

こういう自分たちが大事だと考えてるコミュニティの中でお互いをサポートし合う感じ、すごい好きです。

共通点その3 なりたい自分になる

これは多分に情緒的に私が感じてるところなんですが、Vtuberのみなさんが作るコンテンツは大変自由だな、と思いました。それはつまり自分が自由になりたいからなのかなと考えています。

パンク、ハードコアやHip Hopをやってるみなさんの中には、もちろんそういう音楽が好きでやってる方も多いし、でもやるんだよ!という共通点その1のような精神でやってる方も多いのですが、学校や仕事、この社会におけるShitな現実から自由になるため、なりたい自分に近づくためにやってる方も少なくありません。

Vtuberのみなさんは更に自由だな、と思ってます。性別や年齢、容姿、収入の多寡というような現実での評価基準の全てから自由です。だって見た目も声も自分の好きなように変えられます。自分の企画やトークの面白さ、コミュニケーションスキルなどだけが勝負どころなのです。極論、50歳過ぎたデブハゲおっさんでも、かわいい女の子になって、その50歳の知識がギャップ萌えとされて、居場所を確保できたりするんです。実際個人勢のパイオニアで一番人気と思われるねこますさん(本名バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん)はVtuberを始めた当初はただのコンビニ店員で人生に絶望していたとインタビューで語られています。※ちなみにねこますさんは、見た目はけもみみの女の子ですが、声は思い切り男性です。

共通点その4? 現象化と大人の介入

これは実はあんまりパンク、ハードコアやHip Hop関係ないんですが、Vtuberの最近の現象化っぷりは、日本ではバンドブーム、海外ではグランジ/メロコアブームにかなり近い気がしています。

個人勢からでもすごく売れてる人が出てきて、それに憧れて自分で始める人が多数出てきて、今の4000名以上のVtuberという市場の拡がりにつながっています。そこに正にバンドブーム的に大人(企業)が介入してきて、ごそっと個人勢を持っていったりしてる状況もすごく近いなと思ってます。ブルーハーツやニルヴァーナ、グリーン・デイがメジャーデビューしてバカ売れして、それに追いつけとばかりに色んなバンドがメジャーに刈り取られていった感じは正直、既視感あります。

ただ、そのまま一過性のブームで終わってしまうには、あまりにもったいない現象だなと思っています。そこで救われてる方が一定数いたり、新たな才能が生まれているのも事実ですし、実際あるVtuberがラッパーとしてメジャーデビューしたり、VtuberがMXテレビで帯番組をもってバズったりしているのを見ると、今まで生まれたサブカルチャー、直近であればYouTuberのように、定着して欲しい表現文化のひとつだと考えています。Vtuberのみなさんがバンドブーム時のバンドのように悪い大人に搾取されないことを祈るばかりです。とおっさんが言っています。

なんで急にVtuberの話?

実は弊社はVtuberの皆さまに向けたWEBサービスを来週火曜日(9/11)にリリースします。

それに先駆けて、月曜日(9/10)の21時から、Vtuberであり異世界酒場のマスターなどVtuberを盛り上げるため積極的に活動する水菜ちゃんがサービス説明を生配信してくれます。

是非ご覧ください。私もちょっと音声で参加します。って宣伝だったのかよ! いや、そういうわけでもないんです…

Vtuberにそもそも興味もったきっかけは、やはり自分が信頼する方に教えてもらいました。更にその方からご紹介いただいて弊社にジョインしたエンジニアがVtuberにめちゃめちゃ詳しいというか、色んな企画やイベントの裏方をやってる人で。そのお二人に感化されました。熱すぎて。

私自身は二次元的なもの(厳密に言えば2.5次元ですが)にはあまり興味がなかったのが正直なところなんですが、じゃあ、なんでこんなに面白がってんだろ、とふと考えたところ、自分が今まで聴いて育ってきた音楽をやってきた人たちの姿勢とお二人から聞く話やVtuberのみなさん(特に個人勢)の行動にアティチュードとして非常に共感するものが多かったからだと思い至りこの記事を書きました。

最後に、私が最近好きなVtuberさんをご紹介してこの記事を締めます。こんだけ言っといて企業Vtuberかよ!というツッコミは勘弁w
夏の終わりにどうぞ。

KMNZ
スチャダラパー – サマージャム ’95(Cover) / KMNZ

2018/09/10 追記

個人Vtuberと企業Vtuberの説明がなかったですね。

この記事内で私が言ってる上記の定義は、

個人Vtuber = 自分で始めて、自分で活動している人。これには活動の中でマネジメントやユニットに加入した人も含みます。

企業Vtuber = 活動開始当初から企業がマネジメントとしてついているところ、もしくはサントリーさんやロート製薬さんのような企業そのものが企業名を冠してVtuberを展開されてる場合です。

なので、個人・企業間は活動的には被ってるとこあります。

その被ってるところが、音楽でいうところのインディーズや地下アイドル、もしくはレーベルなんかの活動と近いと捉えてもらえるとわかりやすいかもです。

TAKAYAMA

WRITER: YOICHI TAKAYAMA

CEO/DIRECTOR

真面目が取り柄のディレクターです。 好きな言葉は「おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。」です。

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